バドくんのはなし  ⑬ 「海」


バドくん

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ナイトツアー号は

海に向かって飛んでいます。

 

 

 

海が近くなるにつれ

光りの渦もだんだん

少なくなってきた。

 

 

 

雲ひとつない空だけど

ここは空の上、

風はビュービューと

吹いている。

 

 

 

バドくんの顔、

風がバンバンとあたります。

 

 

 

「すごい風だねー、チチリ。」

 

 

 

「そうかー?」

 

 

 

チチリは風に慣れているみたい。

 

 

 

しかも、

顔がちいさく尖ったチチリ。

 

 

 

そんなに風が

顔にあたるということも

ないみたい。

 

 

 

顔から風が流れてる。

 

 

 

一方、バドくんは

顔が大きく尖ってもいない。

 

 

 

むしろ、

猫の中でも立派な扁平顔。

 

 

 

だからバドくんの顔

風がバンバンあたってます。

 

 

 

バンバンです。

 

 

 

アルのナイトツアー号、

ただいま陸地と

海の上の境界線を通過。

 

 

 

いよいよナイトツアー号は

海の上へ。

 

 

 

とはいっても

夜の海は真っ暗。

 

 

 

なーんにも見えません。

 

 

 

なーんにも。

 

 

 

海はね。

 

 

 

でもバドくん・・・空は?

 

 

 

「バド空を見てみろ。」

 

 

 

アルに言われて

空を見たバドくん。

 

 

 

「わぁぁぁぁぁー!」

 

 

 

ふたたびバドくんは息をのむ。

 

 

 

だって、

空いっぱいに満天の星。

 

 

 

真っ暗な海の上に

星たちが輝いている!

 

 

 

今までバドくんが見てきた

星空と全然違う。

 

 

 

今にも空から

どんどん星が落ちてきそう。

 

 

 

星ってこんなにあったんだ・・・

 

 

 

「すごいねー、アル。」

 

 

 

「すごいだろー、

この星空をバドに

見せにきたんだぞ。」

 

 

 

「すごいねー、チチリ」

 

 

 

「ああー、すごいなー。」

 

 

 

ふだん

海の上を飛ぶことのない

チチリも星空に

夢中になっている

 

 

 

「バド、流れ星!!」

 

 

 

チチリに言われ

見てみると

空の星がひとつ

海の上に

落ちていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バドくんは今日、

綺麗な星の空に

包まれました。

 

 

 

バドくん
バドくん

 

 

 

 

 

つづく